【結果報告書】食品表示比較調査
1. 調査名
- 食品表示比較調査
2.日時と調査会場
- 11月24日(土)ポートサイド地区タワーマンション
- 12月 1日(土)ポートサイド地区タワーマンション
3.調査方法
はじめに、食品(5種類)表示確認の体験をしていただきます。
次に、ご自身が日常行っている方法で表示を読み上げていただきます。(ルーペや拡大読書機・タブレット使用される方は、各自でご用意)
体験後、調査担当者が調査表に従って質問していきます。モニターの方には口頭で回答してください。記載は代筆で行います。
4、食品名
- ラ王:日清食品
- 日高べんりだし:ふじっ子
- シーチキン:はごろもフーズ
- レモン博士の有機レモン:かたすみ
- ビーフマイスターカレー:ハウス食品
5.役割
- 調査協力者:健常者の方 5名
- モニター:視覚にハンディのある方5名
モニターの生声
食品表示調査のモニター5名と協力してただいた人の濃厚なご意見をうかがえた貴重な調査となったと思います。用紙だけを送付し、回答していただくより、時間は限られていましたが、調査者1名とモニター1名という対面方法で実施できたこともよかったと思います。
① どの商品に対してもいえることですが、品物の大きさや形態が限られているという点から、仕方が無いのでしょうが、「字が小さい」「表示されている字体が明朝」が多いですね。視覚に障害がありますと、ゴシックの方がありがたいです。(ロービジョン男性50代)
②「細字」ということで一層読みづらくしている現状があります。理想的には、太字でゴシック体が望ましいと思います。明朝でも太字でフォントを大きくすることで読めます。(ロービジョン男性50代)
③圧倒的に薄い表示よりもコントラスト(黒白等)がはっきりしているものが判り易いと思います。
④食料品で商品名が大きく太字で更に囲みを入れるといったものがありましたが、そういった工夫がされるとさらに判り易いですね。(ロービジョン男性40代)
⑤利用する際に、もっとも重要と思われる項目は誰もが手に取った時、判りやすい場所に記載し、できるだけ統一性を設けてほしい思いました。(ロービジョン女性60代)
⑥工夫された表示もありますが、利用者に知らされていないものもあります。これからどう周知していくかも課題かもしれません。(ロービジョン女性60代)
⑦視覚障碍者にとって見えづらいことは当然で、手に取って、触れるという触覚を使って確認する場面も多いので、商品の形態等も開ける際の安全性等も含め、その商品の本来の良さを伝えるための表示を含めたデザインを考えて商品を作っていって欲しいです。(ロービジョン)男性40代
写真一覧
食品表示比較調査18/11/17 0143
食品表示比較調査18/11/24 0026
食品表示比較調査18/11/24 0031
食品表示比較調査18/12/01 0108